暑すぎた夏もようやく終わりが見えてきて、やっとこさワンコのお散歩時間に気を使わなくても大丈夫かな?というくらいに過ごしやすくなってきました☀️
来年はどうなってしまうのだろう…と今から戦々恐々としております。
最近、ネット上を賑わせている話題の一つに「動物虐待と伝統的な行事、神事の関係」がよく上がってきます。
三重県多度大社「上げ馬神事」、沖縄県糸満市「糸満ハーレーのアヒル取り」、愛知県高浜市「おまんと祭り」
ここ最近取り上げられたり、話題に上ったものだけでこんなにあります。動物福祉団体や動物の権利団体、愛護団体は以前よりその問題を指摘してましたが、人々の動物愛護意識の高まりとともにここにきて一気に注目を浴びるようになってきました。また、今も大炎上状態にあるペットショップ「クー&リク」の流れも関係していそうです(ここに関しては、該当法人がダンマリを決め込んでいるので決してその火を絶やしてはいけないと思っています)
それぞれの行事や神事の詳細はここでは記述しませんが、この手の話が出てくる時に必ずと言って良いほど出てくる言葉が
「日本は動物福祉(愛護)後進国」
という文言が、ネット上に散見されます。
私自身、この国が動物福祉先進国だ、なんてことは間違っても思っておりません。とは言え、そこまで酷いだろうか?とも思うのです。
今回話題に上がっている「上げ馬」や「アヒル取り」「おまんと祭り」に関しては、存在そのものからしっかりと検討はしてほしいと思います(伝統の継承と時代の要請、住民感情と動物福祉の担保等々。私の考え方は『どのような伝統も神事も、動物虐待を正当化されるものがあってはならない』と思っておます)。
その上で、この国の動物福祉のあり方はここ20年から30年で急速な進化を見せました。福祉団体の先生に伺った話ですが、動物愛護・福祉の先進国と言われているヨーロッパ各国や米国が100年以上かけて歩んできたこの道のりを日本は何倍もの速さで追っている。その速さ、取り組みの前進に関しては、この国に住む我々はもう少し誇って良いのではないか?
現実をしっかり見極め、数多の事実や検証結果に照らし合わせて、客観的な判断を下すことは非常に重要です。がしかし、自分たちを必要以上に卑下したり過小評価することは、自身が信じる行動を阻害する要因にはなりかねない、そうとも思うのです。
今必要なのは動物たちに関する一つ一つの事象を科学的・客観的な見地・判断に照らし合わせ、そこに生きる動物たちの福祉をどのように担保し人とのより良い共生の道を探っていくか?そこにあるように感じています🐶🐈