趣味の絵本を紹介します🐶🐈

本の紹介

趣味は少ない方ではないのですが、特に絵は観るのも描くのも好きなんです😊

絵本好きな妻の影響もあってか、ここ10年くらいさまざまな絵本を集めています。もちろん動物関係の絵本が多いのですが😸

今回はそんなコレクションの中から、こちらの本を紹介します📕

出版社は廃業してしまっているのですが‥

「どうして?」 ジム・ウィリス/原作 石黒謙吾/文 木内達朗/絵

初版は2006年。18年前なので帯の処分の数字などが現在とは違いますが、無責任な飼い主と最期まで一途に思い続ける犬、辛いシェルターでの生活が犬の目線で淡々と語られていきます。最近は動物愛護の意識の高まりも手伝って、増えてきた殺処分問題を題材にした絵本のはしりのような作品です。

幸せだった子犬時代でしたがあっという間に成犬になり、飼い主夫婦に子供ができた頃からその態度が徐々に変わっていきます。

そして、ペット不可の物件への引越しを機に、夫婦はこの犬をシェルターへ預けることを決めます。

ずっと飼い主を信じていた犬も諦めの気持ちが出てきてしまった頃、シェルター獣医師の女性の腕の中に抱えられた時全てを悟ります。

最期の「どうして?」はこの獣医師に向けて言ったのではありません。

それでも、ずっと信じて待っていた飼い主に対しての気持ちです。

そんな飼い主に対しても犬は最後にこんなことを思って旅立ちます。

「この先、あなたが人生で出会うすべての人が、私と同じくらいあなたに誠実でありますように。あなたが『どうして?』と誰にも訊かなくていいことを願って」

この本は絶版のため古本でしか手に入れることは叶わなくなってしまいましたが、もしどこかで出会うことがあれば、素敵な版画の絵と共に綴られたこの絵本をぜひ手に取ってほしいと心から願います🤲

18年前から殺処分数は減り続け、今やその20分の1ほどになってます。が、今もこのような飼い主は存在し、犬や猫、動物たちは苦しみの中にいることは変わりありません。殺処分ゼロが目指すべき社会かどうかは、人それぞれで意見は違うと思います。が、理不尽に殺され処分される動物がいる現実は変えるべきだと思っています🐶🐈https://amzn.asia/d/fGH9EZp

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