そして柏市のペット同行避難の取り組みは?

雑談

昨日、「ペットの同行避難訓練」に参加してきたことを書いたのですが、地元柏市はどのような取り組みをしているのか?確認してみました!

「ペット避難受入れに関するガイドライン」のページが更新されているではないですか‼️嬉

実は柏市の同行避難の施策は、近隣市に比べ少し遅れをとっていて同行避難できる避難所はどこ?そんな感じでホームページ上には発信されておりませんでした。が、ここに来て一気に進めてくださった!と非常に嬉しく感じております。柏市動物愛護ふれあいセンターや市の担当職員さん、その他関係者の皆様の尽力に尽きます!ありがとうございます😁

では、この内容のなにが画期的なのか?それをお伝えしたいと思います‼️

ペットの避難方法に「屋内避難」

今回のガイドライン策定のうち、最も画期的だったのが「ペットの屋内避難所」設置の明文化!もちろん自治体によっては、ペットの屋内避難所を設置している自治体もあるかと思うのですが、それをガイドラインに明文化されていることで、飼い主としては非常に安心感がありますし、自治体の動物(ペット)に対する考え方の表明にもなっていると思います。

今の日本は、4月から10月まで、その暑さは尋常ではないのは皆様ご存知の通り。避難生活、それだけで極限状態なのに一年の約半分はその“暑さ”にも気をつけなくてはいけません。

ペットとの同行避難の基本的な流れは、避難所に設置された所定の場所でペットを係留したりケージやクレートに入っている状態で飼い主自身が責任持ってお世話する、となります。その“所定の場所”と言うのが、屋外の直射日光や雨風が直接当たらないような場所に設置されることが多いのです。今まで、2回ほど同行避難訓練に参加してきて、屋内に避難所が設置されている訓練所はありませんでした。その度に『熱中症の方が怖いなあ』と常々思っていました。ペットを安心して避難所に預けておけない、これでは意味ないですよね。

とても画期的でありがたい「屋内避難」ですが、気をつけたい点は3つ。

①「全ての避難所が屋内避難対応ではない」と言うこと。

②「飼い主とペットが同室で避難生活を送れることを意味していない」と言うこと。

③「犬や猫、ハムスターや小鳥など、小型の哺乳類および鳥類」が対象

屋内避難所が設置されているのは42施設

柏市の指定避難所は全部で109施設あります。「屋内避難所」設置施設はそのうち42施設になります。まだ半分以上は屋外避難所なのですが、今後増えていくこともあるようですので早く環境が整って欲しいですね。

また、柏市内の避難所では全ての避難所で一時受け入れ用のペットの備蓄品が設置されてます🐕🐈こんなところにも、柏市の本気度が伝わってきます😁https://www.city.kashiwa.lg.jp/bosaianzen/anshinanzen/disaster/disaster_ready/petto.html

「屋内避難」は飼い主と同じ部屋、同じ場所で避難生活を送れることではありません

屋内避難といっても、イラストのように飼い主と同じ場所で過ごせるわけではありません。避難所はあらゆる人が集まります。動物が苦手な方、アレルギーをお持ちの方等々。

ペットの屋内避難場所はその施設の中でも一部。例えば学校でしたら「美術室」だったり、近隣センターでしたら「多目的ホール」に設置されてたりします。

また、災害種別によっても屋内避難可能な42施設の中でもその不可が変化したりします。

例えば、増尾の近隣センターは「自主避難」や「地震」での避難行動においては屋内避難所が設置されますが、「土砂災害」での避難では屋内避難できません。

理想は“全ての災害において屋内避難が可能”ですが、今後の進捗に期待したいと思います😁

全ての「ペット」が受け入れられるわけじゃありません

今回のガイドラインで定義されているペットは「犬や猫、ハムスターや小鳥などの小型の哺乳類及び鳥類を指します」となってます。

家畜として飼育されている動物や動物販売業者が販売用として飼育している動物、特定動物や特定外来生物およびこれらに類する動物は含まれません。また魚類、爬虫類、両生類、昆虫なども対象外となってます。

トカゲさんやお魚さんと暮らしていらっしゃる方には手放しで喜べないガイドラインですが、この国の動物福祉施策の観点からいくと、改悪はなくとも改善はされていくはずですので今後に期待したいと思います

今回の千葉日報さんの特集記事がこちらhttps://www.chibanippo.co.jp/news/national/1099750

最後に

昨年までは柏市の同行避難の施策に非常に不満を持っていた私ですが、その不満を鮮やかに払拭してくれました😁

今回のガイドラインが、他の自治体へも良い影響を与えて欲しいなと心から願っておりますし、そのための活動をこまちやとしてもしていきたいと思います。

ガイドラインにとても参考になる資料が付いておりました。こちらに添付しておきます🐈

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